アラン・トゥーサン(Allen Toussaint)-"American Tunes"2016

アラン・トゥーサン
(Allen Toussaint)
2015年11月に急逝したAllen Toussaint。亡くなる直前に完成した2016年のファイナル・レコーディング。ラスト・アルバム、Allen Toussaint-"American Tunes"。ジャズ指向のアルバム。プロデューサーはもちろんジョー・ヘンリー。実際、完成度で言うなら前作「THE BRIGHT MISSISSIPPI」の方が上だと思いますし。でも、ここで聴けるトゥーサンのピアノの音色は、ライヴの息吹を濃厚に感じさせてくれて、すぐそこにトゥーサンの笑顔や指先が見えてくるような音色なのです。内容的にも、前作に比べ、よりトゥーサン寄りの作品。トゥーサンの呼吸、鼓動、魂を感じられる、何とも愛おしく、そして涙無しには聴けない作品。もちろん、選曲や、ジェイ・ベルローズ&デヴィッド・ピルチのリズム隊の使い方、ヴァン・ダイク・パークス、チャールズ・ロイド、リアノン・ギデンズ達の招聘など、ジョー・ヘンリーの手腕も流石。

ここから(メーカーインフォメーションより)
2015年11月に急逝した、ニューオーリンズの“音の錬金術師”アラン・トゥーサン。彼が亡くなる直前に完成したという“最新最期”のスタジオ・アルバムがNonesuchからリリースとなる。本作『AMERICAN TUNES』は、プロデューサーのジョー・ヘンリーとの2回のレコーディング・セッションから成り立つアルバムである。1回目のセッションは、2013年、アラン・トゥーサンのニューオーリンズにあるホーム・スタジオで行われた。そして2回目のセッションは、ジェイ・ベラローズとデヴィッド・ピルチをリズム・セクションに、さらにはビル・フリゼール、チャールズ・ロイド、リアノン・ギデンズ、ヴァン・ダイク・パークス、グレッグ・リースらをゲストに迎え、2015年10月にロサンゼルスで行われた。

アルバムに収録されているのは、アラン・トゥーサンによるプロフェッサー・ロングヘアなどの楽曲のソロ・パフォーマンスに加え、自分の作品やデューク・エリントン、ファッツ・ウォラやポール・サイモンの楽曲らをバンドで演奏したもの。先日初来日公演を果たしたリアノン・ギデンズが、デューク・エリントンの「Come Sunday」、「Rocks In My Bed」でヴォーカルとして参加している他、ヴァン・ダイク・パークスが「Danza」ではセカンド・ピアノとオーケストラ・アレンジを、そして「Southern Nights」でもセカンド・ピアノを務めている。
またプロデューサーのジョー・ヘンリーにとって、本作はアラン・トゥーサンが2009年に発表したニューオーリンズのスタンダード・ナンバーを集めた『THE BRIGHT MISSISSIPPI』に続いてプロデュースを手掛けた作品である。このアルバムの他、彼はノンサッチからリリースされたハリケーン・カトリーナの被災者支援のチャリティー・アルバム『OUR NEW ORLEANS』、R&Bのベテラン・スターたちを集めた『I BELIEVE TO MY SOUL』、そしてエルヴィス・コステロとアラン・トゥーサンとのコラボレーション・アルバム『THE RIVER IN REVERSE』などでもトゥーさんと仕事を共にしている。本作について、アラン・トゥーサンの子供達でありマネージャーも務めていた、アリソン・トゥーサン=ルボーと、クラレンス・レジナルド・トゥーサンはこう語っている:「父は、選ばれた曲に対する深い理解と心遣いを持ってこのプロジェクトに取り組んでいただけでなく、彼の音楽的ヒーローであったプロフェッサー・ロングヘアに対する深い敬意を表していました。彼は、これらの素晴らしい名曲に、可能な限りのトゥーサン・タッチを加えていきたいと思っていたのです」
プロデューサー、アレンジャー、ソング・ライター、スタジオのバンドのリーダー、そしてプレイヤー、さらにはシンガーとして八面六臂な活躍を見せ、ニューオリンズ・サウンドの魅力を世界に広めたアラン・トゥーサン。彼が未来へと伝えたかった「アメリカンの歌」、そして語り継ぐべき音楽的遺産がこのアルバムに込められている。
ここまで(メーカーインフォメーションより)

これはジョー・ヘンリーのプロデュースによるアルバムだから当然、グラミーにもノミネートされた2009年の〈The Bright Mississippi〉の続編という位置づけなんだと思う。ようするにピアニスト、アラン・トゥーサンによる「ジャズアルバム」である。今回はなにしろアラン・トゥーサンがワルツ・フォア・デビーを弾いている。

ビルボード誌全米ジャズ・アルバム・チャート最高位2位(2016.7.9 & 23付)

2016
Allen Toussaint
"American Tunes"
1. Delores’ Boyfriend [Allen Toussaint]
2. Viper’s Drag [Thomas “Fats” Waller]
3. Confessin’ (That I Love You) [Doc Daugherty, Ellis Reynolds & Al Neiburg]
4. Mardi Gras in New Orleans [Henry Roeland “Roy” Byrd (Professor Longhair)]
5. Lotus Blossom [Billy Strayhorn]
6. Waltz for Debby [Bill Evans]
7. Big Chief [Earl King]
8. Rocks in My Bed [Duke Ellington]
9. Danza, op. 33 [Louis Moreau Gottschalk]
10. Hey Little Girl [Henry Roeland “Roy” Byrd]
11. Rosetta [Earl “Fatha” Hines]
12. Come Sunday [Duke Ellington]
13. Southern Nights [Allen Toussaint]
14. American Tune [Paul Simon]

Producer – Joe Henry

Personnel
Allen Toussaint – piano and vocals
Jay Bellerose – drums and percussion
Bill Frisell – electric guitar
Greg Leisz – weissenborn
Charles Lloyd – tenor saxophone
David Piltch – upright bass
Adam Levy – gut-string guitar
Cameron Stone – cello
Amy Shulman – harp
Rhiannon Giddens – vocals
Van Dyke Parks – second piano and orchestral arrangement

Confessin' (That I Love You)


Mardi Gras In New Orleans


Waltz For Debby

ビル・エヴァンスの代表曲とも言える「Waltz For Debby」のカバー。

Big Chief


Southern Nights

ヴァン・ダイク・パークスがセカンド・ピアノを務めている。

American Tune

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