デルズ(The Dells)-"Give Your Baby a Standing Ovation"

デルズ
(The Dells)
シカゴのソウル・ヴォーカル・グループ。
たった1人のメンバーチェンジだけで、半世紀近くの活動を続けている。
デルズの前身は、The El-Raysというグループで、53年に結成。
当時のメンバーは、
メンバーは、Johnny Junior Funches・Marvin Junior・Verne Allison・Mickey McGill・Chuck Barksdale ・Lucius McGill(35.~)。
54年には、Checkerから "Darling I Know / Christine (794)" をリリース
55年のVee Jay移籍とともに、グループ名を Dells に変更
同レーベルから56年にリリースされた "Oh What A Nite (204)" が、初ヒット
59年発表のファースト・アルバムのタイトルにもなっているこの曲は、彼らの絶頂期にリリースされた
"There Is" "Stay In My Corner" "Give Your Baby A Standing Ovation" などの名曲の数々に代表曲の一つ。
60年には、ジョニー・ファンチェスに変わり、元フラミンゴズのジョニー・カーターが加入。
グループも Argo を経て、66年に Cadet へ移籍。マーヴィン・ジュニアのバリトン、ジョニー・カーターのファルセットを武器に、次々と名作を発表。73年から74年までの「Give Your Baby A Standing Ovation」 「The Dells」 「The Mighty Mighty Dells」の3部作は傑作盤といってもよいでしょう。

因みに、以前当ブログで、デルズの初期のドゥワップ・グループとしての59年発表のファースト・アルバム "Oh What A Nite " を紹介しております。よろしかったら覗いてみてください。
      ↓        ↓
http://51036951.at.webry.info/201409/article_42.html

初期にドゥ・ワップ・スタイルからR&B/ソウルへの衣替えはあったものの、デルズは同じメンバーで同じスタイルを守り通してきました。
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デルズのリード・シンガー、マーヴィン・ジュニアが2013年5月29日に77歳で亡くなりました
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3部作の傑作盤の1枚、Give Your Baby a Standing Ovation/Dells,(1973)です。
チャールズ・ステップニーがプロデュース、素晴らしいコーラス、ハーモニーを聴かせるデルズの73年発表作、
タイトルチューン「Give Your Baby A Standing Ovation」、ビル・ウィザースの「Ain't No Sunshine」、絶品のコーラス「Love Can Make It Easier」など収録した素晴らしい作品。

Dells(デルズ)といえば、迫力あるMarvin Junior(マーヴィン・ジュニア)のハスキーヴォイスと、スーパーハイトーンなJohny Carter(ジョニー・カーター)の対比が個性的で、「これぞソウル!」という印象がある。キャリアが長く、実力的にもソウル界の頂点にいるような彼らだから、たくさんの引き出しがあり、どんなサウンドでもデルズ風味で仕上げる自信があるからだろう。
この“Give Your Baby a Standing Ovation”では、3人のプロデューサーが、デルズの魅力を引き出している。

1曲目のタイトル曲では、デトロイトソウルの重鎮Don Davis(ドン・デイヴィス)が、絶妙な仕事をしている。
スウィート・ソウルが好きな人には絶対のアルバムが本作ではなかろうか。何といっても1曲目のタイトル曲。冒頭のMC、観客の拍手、マーヴィン・ジュニアのバリトンとジョニー・カーターのファルセットの絶妙な絡み。これだけ完璧な出来のスウィート曲もそう滅多にお目にかかれない。この曲はデルズの中でも屈指の名曲といえるのではないだろうか。そしてこのタイトル曲を含む彼がプロデュースした曲は、本作の聴きものとなっている。

このアルバムで最も多くの曲を担当したプロデューサーがCharles Stepney(チャールズ・ステップニー)。彼はジャズからソウル、そしてRotary Connection(ロータリー・コネクション)のような実験的なものまで手がけた人です。A3“You Don’t Care”は、同じバラードでもドン・デイヴィスとは違いフィリー・テイスト仕上げ、続く“Share”や“Love Can Make It Easier”はカントリーやフォーク、ジャズの影響も感じる。

3人目のプロデューサーはBob Miller(ボブ・ミラー)だ。彼もステップニーと同じくデルズとは長い付き合いで、このアルバムの中では最もデルズのイメージに近いサウンドを作っている。曲はスタンダードの名曲“The Glory of Love”だが、Benny Goodman(ベニー・グッドマン)のオリジナルとは全く違う解釈でデルズ・サウンドに仕上げている。こんな多様なサウンドなのに一枚通して聞くと、完全にデルズ風味にまとめられているのは、さすがとしか言いようがない。

Dells,
"Give Your Baby a Standing Ovation"
SIDE-A
1. Give Your Baby A Standing Ovation
2. Ain't No Sunshine
3. You Don't Care
4. Share

SIDE-B
1. Love Can Make It Easier
2. The Glory Of Love
3. Stand Up And Show The World
4. Soul Strollin'
5. Closer

Producer: Don Davis, Charles Stepney, Bob Miller

Give Your Baby A Standing Ovation

マーヴィン・ジュニアのバリトンとジョニー・カーターのファルセットの絶妙な絡み

Ain't No Sunshine


Love Can Make It Easier


The Glory Of Love

Benny Goodman(ベニー・グッドマン)のオリジナルとは全く違う解釈でデルズ・サウンドに仕上げている

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The Dells-Give Your Baby a Standing Ovation
画像


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